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ケミカルピーリングの日本での広がり

日本でも、健康な肌の再生を目的とした安全で効果的な治療法の確立は、皮膚科医だけではなく形成外科医、美容外科医にとつても長年の夢でした。
目指すは、これまで不可能と思われてた肌の老化を遅らせ、しみ、くすみ、小ジワ、たるみ、にきびなど、あらゆるスキントラブルに対応できるものです。
ケミカルピーリングは理想的な治療法といえますが、日本では、その研究が遅れていました。
ケミカルピーリングという治療法自体は以前から紹介されており、日本でも治療でどれくらいの効果があるかは知られていました。

しかし、白人の肌ではトラブルを起こしにくいフェノールですが、表皮の薄い日本人の肌には必ずトラブルを招きます。
白人よリメラノサイトの活性が高い日本人の場合、肌に強い刺激が加わるといっそう多くのメラニンが排出され、色素沈着を引き起こすからです。
また、表皮が薄いため、フェノールのような強酸を用いるとケロイド状になるなど、皮膚の再現性の面でも問題がありました。

いくら効果が絶大でも、肌質の違いからケミカルピーリングは日本人に適さない治療法と判断されました。

それ以来、ケミカルピーリング=フェノールという先入観が、日本の医療関係者の間に定着してしまったのです。

その後、AHAによる弱いケミカルピーリングが可能になり1994年日本で厚生省の認可が下りて、AHAが輸入可能になります。

1997頃から、報道をきっかけにケミカルピーリングが日本でも話題を呼び、女性の間で大きな関心を集めるようになったのです。



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